ルッコラの栽培(暖地)

Ⅰ.導入に当たっての基礎データ

1.作型

・3月中旬~6月下旬播種で5月~7月収穫、または9月中旬~10月下旬播種で11月~1月収穫の露地またはハウス作型が一般的なようである。

2.反収および単価

・収量は、10a当たり600~700kg程度と思われる。
・単価は、1kg当たり1,000~1,400円程度で取引されているようである。

3.労働時間

・収穫と出荷調製に時間を要するようで、10a当たり抜き取り栽培の場合600時間程度、摘み取り栽培の場合1,300時間程度かかるようである。

4.必要な種子量

・10a当たりおよそ500ml~1dl程度必要である。
・種子代は、1dl当たり7,000円程度である。

Ⅱ.栽培技術

1.畑の準備

・水はけが良く、肥沃であれば、どこでも栽培できるが、ややアルカリ性の土を好む。
・幅60~80cmの平畝を立て、60cmの畝では2列、80cmの畝では3列まきとする。
・土壌pHは6.5~7.0程度に矯正する。

2.施肥

・10a当たり窒素、リン酸、カリとも10~14kg程度とする。

3.播種

・暖地の種まきは3月中旬~6月下旬または9月中旬~10月下旬が適期であるが、秋の方が害虫が少なく、管理がやや楽である。
・発芽、生育には15~25℃が適当で、発芽は早く、10℃以上であれば2~3日で発芽する。
・播種前にかん水し、土壌水分を確保しておく。

4.管理作業

・間引きを行い、最終的に株間を5〜7cm(抜き取り収穫)または20cm(摘み取り収穫)にする。
・草丈が5~6cm、本葉4〜5枚になった頃、株元に軽く土寄せを行う。
・強い日光下では葉が硬くなってしまうので、遮光ネットなどで覆いをして30%程度の遮光を行う。
・葉を収穫する場合は、花芽が出てきたら花茎ごと摘み取る。こうすることにより、新しい葉の成長が促される。
・土の表面が乾いたら、たっぷりとかん水する。あまり乾燥させすぎると葉の苦みが強くなり、香りや風味が弱まってしまう。

5.主な病害虫と生理障害

・アブラナ科好みの害虫(アブラムシ、アオムシ、コナガ、ヨトウムシなど)が付きやすい。
・トンネル支柱に寒冷紗をかぶせて栽培すると害虫を防ぐことができる。

6.収穫

・播種~収穫始めの期間は、温度によるが25~50日程度である。
・草丈が20cmくらいに伸びてきたら収穫の適期である。根元を押さえてハサミで切るか、株ごと抜き取って収穫する。
・葉を摘み取って収穫する場合は、葉の大きさが10cmくらいになったら収穫時期である。